未来を創造する一行のコードからAIの力で明日の物語が始まる。

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AIプロジェクトの課題と成功戦略をガートナーが提言

ガートナージャパンは2024年6月18日、アプリケーション開発におけるAIの活用に焦点を当てた新たな指針を公表しました。同社によると、アプリケーションとソフトウェアエンジニアリングのリーダーたちは、AIとの協力を深め、その変革的な力を活用する必要があります。

ガートナーの最新調査結果によると、開始されたAIプロジェクトの多くが実際の運用に移行する前に中断されています。具体的には、開始されたプロジェクトの50%以上がこの段階で停止しているとのこと。しかし、複数のビジネス領域でAIの導入を進める企業は増加しており、2024年もこの傾向が続く見込みです。

ガートナーのバイスプレジデントであるアンソニー・マレン氏と、ディスティングイッシュトバイスプレジデントのジェイソン・ウォン氏は、人間とAIの関係を「共にダンスをするパートナー」と表現し、成功へ導く三つの重要なステップを提案しています。

①基本を習得する

うまく機能するAI戦略を構築するには、組織内で最適な「舞台」を設定し、適切なチームを配置する必要があります。リーダーはプロダクトマネージャーに必要な権限を与え、チームの力を最大限に引き出すことが求められます。

②各自の役割を理解する

AIと人間の協力は、それぞれの強みを生かすことから始まります。人間は創造的な問題解決や共感を要する状況で優れており、AIは大量のデータ分析や反復的な作業を得意とします。顧客のニーズに応じて、このバランスを見極めることが重要です。

③リーダーシップを発揮する

革新的なリーダーシップは規範を疑問視し、時には規則を破ることも含まれます。マレン氏は、AIという変動が激しい領域で成功するためには、現状維持の姿勢を避け、果敢に新しい試みを進めるべきだと強調しています。

これらの指針に従うことで、ソフトウェアエンジニアリングのリーダーたちは、確実にかつ自信を持ってAIプロジェクトを前進させることができるでしょう。

 

 

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